≪修理事例≫排気音が大きくなったのですが

みなさんこんにちは。

 

今回は排気音が大きくなった自動車の修理事例です。

 

通常、排気音が大きくなったというと排気パイプに穴が開いたり、排気パイプの接合部から排気漏れってことが多いのですが、そんな様子はありません。

 

そうなると、マフラー自体の消音機能が落ちているってことになります。

 

以前にもマフラー太鼓部が損傷し中身が出てきて、排気音が大きくなったためにリアマフラーの交換というのをご紹介しました。

 

今回も確かにリアマフラーがご臨終して排気音が増大していたんですが、それだけではわざわざここに紹介する意味もありません。

 

何が違ったかと言うと、リアマフラーを終わらせた原因が別にあるということ。

 

リアマフラーとエンジンまではパイプでつながっていますが、その間には触媒という高価な部品がついています。

 

車種によって触媒単体でパイプとパイプの間についているものもあれば、パイプと一体になっているものもあります。

 

今回はパイプというか、エキゾーストマニホールドと一体となっているタイプでした。

 

とりあえず、触媒の出口から覗き込むと、あるべきものがありません。

 

20170117-01

 

熱い燃焼ガス(排気ガス)を通すだけの、単なるの筒になってました。

これでは当然、触媒としての機能はありません。

もちろん排気ガステスターで計測すると車検に通らない数値が出ます。

 

20170117-03

 

 

こちらがちゃんとした触媒を覗いたところです。

 

網状のものが見えると思います。(触媒についての内容は別の機会にでもご紹介します)

 

20170117-02

 

ある程度の熱が入らないと効果を発揮できない触媒なのですが、燃焼ガス温度が高すぎると今回のように破損してしまいます。

 

燃焼ガス温度が上がり過ぎる原因は、たとえば劣化したプラグを使っていることでちゃんとした火花が得られず未燃焼ガスが発生するなどです。

 

えっ?っと思った方もいるかもしれませんね。

 

そうなんです。エンジンが掛かるから、普通に走っているからとまだいいか。とプラグの交換をないがしろにしていると、触媒損傷でもっと高い修理代になるかもしれませんよ。

 

最近はプラグも長寿命タイプのものが増えたので、昔ほどちょくちょく交換する必要はなくなりましたが、そろそろ交換時期ですよとアドバイスを受けた時には素直に交換しておいた方がいいと思いますよ。

 

もちろん信用できる整備工場からのアドバイスであることが前提ですが。

 

車の修理や購入のご相談など、お気軽にお申し付けください。

 

 

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