豆知識シリーズ「自動車エンジンの歴史」
みなさんこんにちは。
これから豆知識シリーズと題して、時折に自動車に関するあれこれをご紹介していきます。
今回は「自動車エンジンの歴史」です。
現在の4サイクルエンジン(内燃機関)の研究は1800年代になって急速に進み、1862年に理論だけは完成しました。
エンジンの現物は、1876年に完成しましたが石炭ガスを燃料としており、実用的なものではなかったようです。
試行錯誤を重ね、1886年にガソリンを燃料とする車載可能な自動車用エンジンが完成しています。
今から130年前(明治19年)と思うと人の知恵と創意工夫は改めて凄いなと思います。
完成以降も求める性能の向上を目指し改良が加えられてきました。
20世紀後半までは、高速、高出力などの動力性能の向上に目標が置かれ、モータースポーツも盛んになりました。
それ以降は環境保全、燃費の低減方向に重点が置かれた改良が進められています。
現在のエコカーブームの走りに当てはまります。
そしてエンジンとモーターを併用することでより燃費効率を高め、有害排出ガスの低減を図ったハイブリッドカーの登場となりますが、ここでも勿論モーターを併用する用のエンジンとして適したエンジンへと改良が加えられています。つまりこれは、モーターが壊れたハイブリッドカーをそのまま使用するのは通常走行に不十分な面が出てくるということになります。
簡単にですが、これらが現在まで自動車の進化と共にあった自動車用エンジンの歴史といったところでしょうか。
自動車としては現在並行して開発が進んでいるのが、モーターを動力とした電気自動車や燃料電池自動車の開発です。
すでに販売もされていますが、性能や価格の面を考えると主流に定着するにはもう少し時間が掛かりそうです。
自動車自体は蒸気で走るものから始まり、搭載可能な自動車用エンジンの完成が今の自動車の急速な進化の歴史を作ってきたわけですが、将来的にはエンジンが載っていない自動車が主流になりそうですね。
また、電気自動車自体の歴史は意外と古く、1873年にはイギリスで電気で走るトラックが実用化されていたという話には驚きです。
エンジン(内燃機関)自体は、自動車以外の使用でさらなる進化を続けることになりそうです。
しかし環境性能や静音性も大切ですが、個人的には自動車には音があるのも良いものだと思います。
排気音があるエンジン搭載の自動車がいつまでも残って欲しいなと思いますね。
エンジン音や排気音を聞きわけ出迎えに来ていたペットの出迎えがなくなるのは寂しいものです。
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