積載量を守るべき理由
皆さんこんにちは。
交通違反でキップを切られた!なんて経験がある方も多いのではないでしょうか。
スピード違反や一旦停止無視、交通違反にも色々とありますが、今回は過積載に関することです。
貨物車には最大積載量が設定されているのはご存知でしょうか。
この設定された積載量を超えて荷物を載せている状態を過積載と呼びます。
その状態で走行していると違反となりますので注意が必要です。
とまぁ違反になるから注意と言ってしまいがちなのですが、本当はトラブルや事故をおこさないために積載量を守るよう注意が必要なのです。
それを守らず違反車両として捕まれば、減点などのペナルティがありますよって話です。
過積載の違反車両が減らない現実は業務的理由もあると思いますが、過積載が原因となるトラブルの怖さを知らないというのもあるのではないでしょうか。
知れば注意力も少しは高まると思いますので、以下にご紹介します。
・振動で車軸(ハブ)が破断する
・クリップボルトが折損して車輪が外れる
・タイヤが破裂(バースト)する
・ブレーキが効きにくくなり、フェード現象が起こりやすくなる
・旋回性能が下がり、カーブで曲がりにくくなる
・重心が高くなるので、車両が横転しやすくなる
などが挙げられます。
お分かりのように、これらのトラブルが起きれば他人を巻き込む事故になる可能性は高いですよね。
自分の車の前にタイヤが飛んできたら驚きますよね。
驚いて終わりならラッキーですが、ぶつかりでもしたら大変です。
自分のタイヤが外れて他人の車に当たったらどんな責任が発生するでしょうか。
保険に入っているから大丈夫という問題ではないと思います。
被害者も加害者も心に傷を残して生きていくことになりかねません。
社会のため、そして自分や家族のためにも安全確保を心がけましょう。
個人の方で貨物車を使用するのは、引っ越し作業や農作業などでしょうか。
日常的に使わない分、忘れがちになりますのでご注意ください。
貨物車を使用の際は、車検証以外にも車の後部に最大積載量のシール貼付または記載が義務付けられていますので見てみてください。
また乗用車には最大積載量という概念がないため記載もありませんが、だからといってどれだけ積んでもいいとうわけではありません。
先ほど書いたように、安全確保に対する注意が必要なわけですから、ある程度の範囲にとどめるべきです。
次回はあまり意識されない乗用車への積載の許容範囲について書きたいと思います。
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