排気漏れは侮れません

みなさんこんにちは。

 

車内から若い男女の遺体が発見されたのですが、その原因が車の部品損傷にあったという放置できないニュースが出ていたのでご紹介します。

以下、掲載文章を引用します。

 

 

車両を詳しく調べると、車体の後部のバンパーが多少へこんでおり、マフラーに傷が確認された。
そこで同署は、車両を死亡した2人が発見された当時と同じ状況にして、エンジンを入れるテストを行った。
すると車を走行させている間は問題なかったが、停車させてエンジンをふかした(アイドリング)状態にすると、車内に一酸化炭素がたまり始めた。
こうした検証を経て同署は、2人の死因について「整備不良による特異な事故」と結論づけた。
アイドリング状態で駐車中に一酸化炭素が車内に流入し中毒死したというもので、発見時にエンジンが止まっていたのはバッテリーが上がったか、ガス欠が原因とみられた。

駐車場などに車を長時間停車させ、車内で友人や恋人と話に花を咲かせた経験のある人は少なくないはず。
それが、命まで奪われるほど恐ろしい一酸化中毒の原因になるのだろうか。
車の修理も行っている草津市内の中古自動車販売会社の社長は「実際に車を見たわけではないが、十分あり得る事故だ」と警鐘を鳴らす。
社長によると、車体後部のマフラーでは、エンジン部分で燃料を動力に変えた際に発生する排ガスを外部に排出しており、一酸化炭素だけでなく二酸化炭素や窒素酸化物も出しているという。
二酸化炭素や窒素酸化物より軽い一酸化炭素は通常上昇するため、マフラーに傷があるとそこから車内へ流入する危険性があるが、走行中は風によって後ろに流れる。つまり今回の事故は、停車中だったことが大きな要因となったという。
さらに社長は「軽自動車は車体を軽くするため、部品の強度が普通乗用車に比べて弱く、普通乗用車よりマフラーなどが傷つく可能性が高い」とも指摘する。
こうした事故はほかにも例がある。国土交通省自動車局整備課は「雪などでマフラーの排出口が塞がれて排ガスが逆流する例が多く、外注のマフラーが壊れていたり、排気管に亀裂が入っていたりして、停車中に車内に一酸化炭素が入ってくるケースもある」と説明する。
平成23年9月には、駐車場で軽自動車のエンジンをかけたまま停車していた2人が、一酸化炭素中毒で死亡する事故が発生。
原因は、整備不良によって、排ガスの一酸化炭素濃度が基準値を大幅に超え、さらに社外品のマフラーが床下で破損。
この状態でエンジンをかけたまま仮眠したことにより、車室内に高濃度の一酸化炭素が流入したと判断された。
長時間にわたって車を停車させていただけで、命を奪われるような恐ろしい事故に遭う可能性がある。
草津署は「特異な例ではあるが、実際に起きた。事故を起こしたときだけでなく、車の不具合を感じた際にも、きちんと整備・点検をしてほしい」
と注意を呼びかけている。

 

こんな不幸な事故が起きました。本人たちも予想だにしなかった事でしょう。お二人のご冥福をお祈りします。

 

警察の見立てでは、事故をきっかけにマフラーが損傷し、損傷個所からの排気漏れが今回の主たる原因となっているようです。

この損傷は、整備を担当する車屋の見落としなのか、見た目に大した傷がないからと本人判断により点検を受けていなかったのが原因なのか定かではありません。

 

しかし、往々にしてあるのは、見た目に大した傷がないからと思ってそのままにしてしまうことです。

多くの場合は予想通りに問題なく終わることが多いと思いますが、万が一を考えるとやはり警察の注意呼びかけ同様、点検を受けることをお勧めします。

 

当店ではこれまでに増して、お客様の命を預かっているという意識のもとしっかりと点検・アドバイスをさせていただきます。

 

 

オーナーズショップツカモト

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