≪修理事例≫ブレーキパッドの交換時期
以前にブレーキからの異音が出るということでお預かりした修理事例をご紹介しましたが、
今回はブレーキに不調を感じる前の時点をご紹介します。
みなさんはブレーキパッドを単体で見たことがありますか?
こちらがその単体での写真
車種はエルグランドで、上がフロント用・下がリア用です。
かなり大きさが違いますが、ほとんどの車はフロントブレーキを重視しているので、こんな感じが多いですね。
(リアがドラム式の車種だとまた形状が違います)
重視されている分、減り方もフロントの方が早いです。
外車や一部国産ではリアの方が減りが早いなんてのもあるようですが。
また脱線すると話が長くなるんで本題に戻します(笑)
こちらは減ったパッドにローターに見立てた鉄板をくっつけた写真です。
わかりにくいかな?
ブレーキを踏んだ時、キィキィ音がしたことがありませんか?
その音は、パッド自体で出ることもありますが、パッドが減ってますよというお知らせの音でもあります。
鉄板に当たりそうになっている箇所(上側の少し隙間が空いているところ)でローターにその金具が当たって出る音なんですよ。
で、お互い金属なので放置しているとローターに大きな傷をつけてしまいます。
この金具がついていない車種やブレーキパッドも有り、その場合パッドが限界以上にまで減っていることに気づかれずローターまで交換になるお客様もいます。
つまり余計な出費となるわけです。
車検基準で見ると、この写真の状態のブレーキパッドなら十分車検には通ります。残量検査はクリアです。だから絶対交換してくださいではありません。
しかし、一般的にブレーキパッドの減り方は、半分を超えるとその先は減りが早くなります。
この写真の状態から金属音が出るまでにそう時間は掛かりません(交換時期が来る)というのが、私たちの見方です。
なので説明を行い交換して良いかのお尋ねをします。
替えるにこしたことはありませんが、安いものではないし、お客様にも予算がありますからね。
ただ車検時に交換であれば、お店によって工賃無料、もしくは単体依頼より安く済むというメリットもあります。
うちでは車検時のブレーキパッド交換は工賃無料です。
交換されないお客様でも、今後のメンテナンスとして知っておけば急な出費でアタフタしないで済みます。
こちらは参考までに車種が違いますが新品のブレーキパッドと比較した写真です。
厚みの差は一目瞭然です。
命に直結するブレーキ関係はきちんとした点検整備と早めの対応をお勧めします。
ちなみに、ブレーキ等の分解整備作業は許可を受けた工場しかできません。
代行車検やユーザー車検などでは対応できませんのでご注意ください。
オーナーズショップツカモト
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