《修理事例》暖房が効かないということで

朝晩と随分と涼しくなりました。

いや、涼しさも越えて肌寒さも感じるくらいです。

 

そんな季節、通勤途中に少し暖房でもとエアコンの温度調整を温かい方へと向けられる方も多いかと。

 

それなのに、いつまでたっても温かい風が出てこない。。。

 

まだ暖気運転が終わってないのか?いやもう充分走ってるのでそんなはずはない

 

ということは。。。

 

暖房壊れてるぅ!

 

はい、そんなトラブルに気づく季節でもあります。

 

今回のお客様もそんな感じで異常に気づかれご入庫いただきました。

 

お車はウィッシュのオートエアコン車

早速、各部の点検を開始

 

オートエアコン車にはよくあるのですが、温度調整するモーターの故障でした。

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温度を変えると、上の写真の部品が稼働して冷たい空気と温かい空気を混ぜて設定温度の風を作ってくれます。

なので、エアミクスダンパーサーボとかメーカーによって違いはありますが似たような名称がつけられています。

外した部品がこちら

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部品を注文するとこの状態の部品(税別8,700円)が届きます。

新しい部品を元通りに付け直したら、快適な温風が出るようになりました。

 

ちなみにこの部品の場合は中身だけとかはありません。

なんでよぉといいたいところですが、概ねの部品がそんな感じです。

バラす必要もないのですが、せっかくなので分解して中身をお披露目しておきます。

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こんな感じになっています。

設定温度の信号をうけたモーターが必要な分だけ動きます。

モーターに付いた歯車が横の歯車を回し、更に横の歯車を回し、そしてさらに次の反対ケースに付いたデカイ歯車を回すと外側についたレバーが動き。。。

説明する意味もなさそうなのでこの辺でやめます。

何が言いたいのかというと、中身だけ販売しても下の写真のようにケースを分解する時に高確率でケースが破損してしまいますので結局ケースから買い揃えなきゃならなくなるということです。

もっと壊れないような作りにしてくれりゃいいんだけど。。。

経年劣化もあるせいか、割と勘合部の爪が折れるんですよねぇ

 

 

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その他、ギアの摩耗もありますし、分解して破損部品を特定するにしてもそれなりの手間とバラバラの部品代が掛かるわけです。

新しいケースに部品を全て組み替えてそれで直ったかと思ったら今度は大丈夫だった歯車の破損がおきたりしてまた壊れたなんてことにもる可能性はあります。

というわけで、おそらくはそんな理由からメーカーも中身の部品単体での販売はしていないのでしょう。

現在はネットにいろんな物が売られていますから、これらの部品も購入する事ができるのかもしれませんが、お代をいただいて修理をする整備業としては新品交換と大差ない金額でリスクの高い修理をお勧めするのはお客様のためになるとは思えません。

時と場合、故障した部品が何かによっては新品交換より安く直せる中古部品での交換かリビルト品があればそういった部品での交換でお話します。

 

車の修理はプライベートで納得の上で挑戦してみるのは構わないと思います。

ちょっとした接点の清掃などで動き出す事もありますから、節約したいと思われる方は整備業者に依頼する前にトライしてみるのも手かもしれません。

ただし安いと思ってネットで中古品を買ったものの、送料迄入れたら新品の金額と大差なかったなんて失敗はないように気をつけてくださいね。

私たちのような整備業者専用のサイトでも新品と中古品の値段は見極めが必要なんです。

新品とったほうがいいだろっていう中古価格がまぎれていますから。。。

 

話がだいぶ逸れましたが、最後に汚れまくったエアコンフィルターも交換させていただきました。

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真っ白な新品と比べて、あきらかに汚れてますし、ゴミや埃も沢山詰まってました。

これでエアコンの臭いも改善するでしょう。

 

エアコンフィルターの交換は夏に限った話じゃないですよ。

 

車検、点検、修理などのご相談はお電話またはメールにて、お気軽にお申し付けください。

 

 

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