《修理事例》しばらく走っているとエンジンの調子が悪くなるということで
初めの一報では、走行してたら急にエンジンの調子が悪くなって工場まで持って行けそうにないということでしたので、とりあえず現場へ急行することに。
こんな時は積載車が大活躍です。
ロードサービスを呼んでも時間が掛かることがあるし、すぐに来て最寄りの工場に持って行っていかれても代車がないなんてこともざらです。
当店は、自社の積載車に代車を積んで現場へ行けるので、お客様は現場から代車に乗り換えそのままお仕事に迎えるので時間のロスは最小限で済みます。
それはさておき、ハイゼットカーゴ(S200V)でいつも通り走っていたらエンジンの調子が悪くなってまともに走らなったとのこと。
それまでは特に異常は感じることなく、警告灯も何も点いていない、水温計の針も通常通り。
積みこみの際はエンジンも掛かりスムーズに積み込み完了。おりょ?
とりあえず工場へ搬送し動かしてみると比較的普通。。。おりょりょ?
診断機にかけてみると「燃料薄いよ」と指示する履歴があり、燃料ポンプの不良か?燃圧不足が起きたのか?などの考えも巡ります。
その他点検したところ、プラグは明らかに悪くなっておりました。
そこでプラグを交換し試運転したところいたって快調に走ってくれます。
すでに17万キロ近くの走行距離ですし他にも原因はあるかもしれませんがと説明の上、とりあえず今回はプラグ交換のみで様子をみるという話になり納車。
ところが、その日の夜にまたしばらく走行していたら同じような症状で調子が悪くなったと。
今度はとりあえず走れたからと持ってこられました。
はてさて?今回も時に警告灯の類は点いてなし、やっぱり他に原因が?
ということで再点検。
どうやらしばらく走行してからでないと症状が出ない様子。
そんなこんなで疑わしい個所の点検をすすめて、こちらに辿り着きました。
O2センサーって部品です。
良く壊れるセンサーの類ではあるのですが、これが壊れると概ねエンジンチェックランプ(警告灯)が点灯します。なのに車はいたって調子いい。
壊れる内容が内部配線の断線だからなのですが、今回は断線による故障ではなく信号を送るセンサーとしては働いていので警告灯が点灯しなかったようです。
しかしセンサーとして信号は送っていたわけですが、センサーの読み取り不良が起きており、間違った信号「燃料薄いよ」を車のコンピューターに送り、その情報に基づいて間違った動作「燃料増やそう」が行われだしたところで燃料が濃すぎてエンジンの調子が悪くなっていたようです。
O2センサー交換後は念のため1時間ほどの試運転を試みましたが、問題なく快調に走ってくれました。
今回の事例は関係ないところに手をつけやすいパターンでした。
きちんとした点検がドつぼに嵌るのを防いでくれました。
オーナーズショップツカモト
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